創立記念パーティーとは?開催手順やポイントを紹介

創立記念パーティーとは、会社などを立ち上げた日を祝うために開催される式典です。費用をかけて開催する創立記念パーティーを意義のある式典にするためにも、どのような目的意識を持って企画すべきか確認しましょう。

この記事では、イベントプロデュース会社が創立記念パーティーの開催手順や運営のポイント、成功事例などを解説します。経営者向けに創立記念パーティーの場にふさわしい挨拶の例文やコツについてもお伝えするので経営陣は必見です。

1.創立記念パーティーとは?創業や設立との違いを解説

組織や機関を立ち上げた日を祝う記念の式典を創立記念パーティーと言います。毎年創立を祝って式典を行う会社もあれば、10年、15年など節目のタイミングで盛大に祝う会社もあります。

会社により創立記念パーティーを主催する趣旨はさまざまですが、多くは従業員や取引先に感謝の気持ちを示すためという想いが背景にあります。

1-1.創立、創業、設立の違いは?

創立や創業、設立など似たような言葉があるため、意味を混同してしまう方は少なくないでしょう。創業とは事業を開始した日、設立とは法人登記した日を指すのが一般的です。それに対して、創立は組織で事業を立ち上げた日となります。それぞれの日にちが異なる場合、記念式典の名称の違いに注意しましょう。

2.会社の創立記念日を祝う目的

創立記念パーティーという名称から酒宴の場をイメージする方は多いでしょう。しかし実際には、社内の人間関係を良好にしたり従業員の士気を高めたりする目的で式典が開催されるケースが一般的です。

創立記念日を祝う目的を理解することで、意義のあるパーティーを開催できるでしょう。

2-1.今後のビジョンの共有

切りが良いタイミングで行う創立記念パーティーは、今後のビジョンや目標を共有する場として最適です。これまでの業績を振り返りつつ今後の課題を共有することで、従業員一人ひとりに会社の一員であるという当事者意識を与えられます。

経営陣など創立記念の挨拶を行う役職者は、具体的な数値を用いながらビジョンを共有しましょう。

2-2.ブランディングの強化

創立記念日を迎えられるということは、従業員が会社の業績に貢献してくれたからです。式典では経営陣から直接、全従業員に向けて感謝の意を表しましょう。その際、営業など数値で業績が可視化される部署だけでなく、総務や人事など裏方となり会社を支えている部署も平等に評価する姿勢が求められます。

経営陣から直に感謝を伝えることで、会社に貢献したいという従業員のモチベーションを刺激できるでしょう。

2-3.円滑な人間関係の構築

創立記念パーティーを開催する際、普段交流がない部署や役職者ともコミュニケーションを取れる企画を行いましょう。大企業で従業員の人数が多い場合、数十名程度のグループを編成してゲーム大会を行うのもおすすめです。グループで対抗できる企画を実施することで、コミュニケーションを促進できます。

日頃接点のない従業員とも交流できる機会を設けることで、社内の風通しが良好になるでしょう。その結果、部署間の連携が促進されるなど業務上のメリットも発生します。

3.創立記念パーティーで使える挨拶の例文

創立記念パーティーでは、経営陣が日頃の感謝を伝えたり従業員のやる気を引き出したりするためにもスピーチを行いましょう。挨拶文は創立記念日を迎えられたことへのお礼からはじまり、今後の抱負で締めるのが一般的です。

挨拶の例文を紹介するので参考にしてください。

当社の創立〇〇周年を従業員の皆さんと迎えられたことを大変嬉しく思います。

昭和〇〇年、◯人のメンバーにより創立された当社が今では従業〇〇名を超える企業へ成長できたのも従業員一人ひとりの日頃の努力があってこそです。

今後も時代のニーズを察知し成長し続ける企業であり続けられるよう、支店拡大に向けて取り組んで参りましょう。従業員の皆さんには当社の益々の発展にご尽力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

4.創立記念パーティーの開催手順

創立記念パーティーの開催には、多くの準備が必要になります。順を追って開催手順を解説するので、参考にしてください。

4-1.開催概要の決定

意義のある創立記念パーティーを作り上げるためには、開催目的を明確にする必要があります。運営にかかわるスタッフ全員でなぜ創立記念を祝う式典を行うのか目的を共有しましょう。

続いて、日にちや招待客リスト、予算を整理します。予算が決定すると、招待客リストも作成しやすくなるでしょう。どの範囲まで招待するか迷ったら、顧客に優先順位をつけて決定するのがおすすめです。

4-2.会場の選定

大まかな収容人数を踏まえた上で、従業員はもちろん招待客もアクセスしやすい会場を選定しましょう。創立記念パーティーという名にふさわしいホテルの宴会場など、豪華さを演出できる場所が最適です。

ステージの照明やマイクなどの備品についても考慮した上で、会場を選定しましょう。また立食できるスペースや自由に歓談できるスペースを設けられる広さがある会場を選定するのもポイントです。

4-3.当日行うプログラムの決定

開催目的に沿ったプログラムを練りましょう。例えば創立記念パーティーを通して従業員に感謝を示したい場合、代表者がスピーチを行ったり従業員や部署を表彰したりする企画を行うのがおすすめです。

表彰を行う場合、全従業員の見本となるような社員を讃えることで会社が求める従業員像を暗に示せるでしょう。その際、表彰に至った理由や功績を発表することも重要です。

4-4.機材や装飾の準備

当日必要なマイクやプロジェクターなどの機材を準備しましょう。機材をレンタルする場合、接続に問題がないか事前に確認することも重要です。

お祝いの場としてふさわしい会場に仕上げるために、装飾の準備も開始しましょう。特にエントランスやステージ周辺を豪華な雰囲気に仕上げると、煌びやかさを演出できるためおすすめです。

4-5.当日の流れの確認

会場準備などが終了したら、当日の流れを確認するためにリハーサルを行います。司会進行、受付、誘導係などの運営スタッフ全員参加のもと、一から通しで流れをチェックしましょう。リハーサルを終えたらチーム間の連携不足などスムーズに進行できなかった箇所をリストアップし、改善につなげることが重要です。

リハーサルをきちんと行えば全体の流れを把握できるほか、各自の動きが明確になるため不安なく当日を迎えられるでしょう。

4-6.創立記念パーティーの運営

リハーサルで明確になった改善点を式典前に振り返った上で、運営にあたりましょう。当日までに運営マニュアルを用意しておくのもおすすめです。各チームの動きを可視化できるようになれば、それぞれに求められる任務がより明確になります。

5.創立記念パーティーの運営ポイント

従業員の期待値を徐々に高めて当日につなげたり、運営力に優れたプロの力を借りたりすることが創立記念パーティーの運営ポイントになります。

具体例を挙げて創立記念パーティーの運営ポイントを解説します。

5-1.運営チームを発足する

より多くの従業員を巻き込むことで、それぞれが創立記念パーティーを自分ごととして捉えられるようになります。そこでおすすめなのが、創立記念パーティーの開催に向けて、一から運営チームを作成する方法です。

さまざまな部署から性別や入社年度、役職などを問わずに人材を集めましょう。その際、部署などの垣根を超えて積極的にコミュニケーションを取れる人物を運営チームに入れることでより多くの従業員に影響を与えられます。

5-2.参加者全員が楽しめる工夫をする

従業員のために創立記念パーティーを開催したいという経営者も少なくありません。そのような場合は、当日の運営をイベントプロデュース会社に一任することを検討してみましょう。イベント運営に長けたプロに運営を外注することで、日頃業務に励んでいる従業員をもてなせるほか当日の運営につまずく心配を解消できます。

経験豊富なイベントプロデュース会社は企画や会場選定のポイントも熟知しています。そのため当日の運営に留まらず、準備段階からプロの視点に立ったアドバイスがもらえるでしょう。

6.創立記念パーティーの成功事例

株式会社トーガシはイベント総合プロデュース会社として、企画から運営、効果測定まで一括でクライアント様のイベントをサポートしております。ライフサポート・エガワ様の60周年記念イベントでは、弊社が企画制作から会場選定、ステージ演出、空間演出、運営を担当。全体のディレクションも行い弊社が中心となってイベントを作り上げました。

60周年記念イベントの制作にあたりトーガシが大切にしたのは、ご担当者の「社員に対する感謝を表したい」「帰属意識を高めこれからリスタートしていきたい」という想いです。60周年を迎えられたのは従業員やご家族の支えがあってこそという先方の想いを胸に、本当に喜んでいただける企画は何か熟考しました。

その結果、ご家族から会社を褒められた、次のイベントはいつか聞かれたなどの嬉しいお言葉をいただいております。先方のご担当者からもこれまでの社内イベントよりも社員が楽しそうにしていたと、評価いただきました。

このように株式会社トーガシは企画段階から運営やイベントの効果測定まで一任させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。創立記念イベント開催の背景にある想いを伺った上で、最適な案を提案させていただきます。

7.創立記念パーティーを開催して従業員のモチベーション向上につなげよう

創立記念パーティー当日は、全従業員が楽しめるよう運営をイベントプロデュース会社に外注することを検討しましょう。式典に集中できる環境を作ることで、経営者のスピーチに傾聴したり会社の歴史を振り返ったりするきっかけになるためモチベーションの向上が期待できます。

「どのイベントプロデュース会社がいいのかわからない」「社内イベントに慣れていないので、一緒に企画を作り上げて欲しい」このような場合は株式会社トーガシまでお問い合わせください。

貴社の創立記念パーティーに最適な企画を提案し、当日を盛り上げるお手伝いをさせていただきます。

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